異世界レビュアー セイヤの勇者インタビュー

「人里離れた森の奥深く、強固な岩に深々と突き刺さった「剣」は真の勇者にしか引き抜くことができないーー。

剣を引き抜いた青年は真の勇者となり、現れる魔物を次々と倒して世界に平和をもたらした」

異世界の国王は言います。「この世界の平和はあの勇者が魔王を倒してくれたおかげだ。」


この伝説はこちらの世界でも広まっている有名な話ですよね。

今回はそんな伝説の勇者が装備した「伝説の武器セット」をご紹介します。



独自のネットワークを駆使して、伝説の勇者との接触に成功。

なんと、使用する機会がなくなったという理由で、当時使用していた「剣」と「盾」をいただきました。


「私が部屋に保管しておくより必要な人の手に渡った方が武器も喜ぶはずです。」伝説の勇者は少し寂しそうな笑顔を見せながら、こちらに武器を渡してくれました。


武器を手に入れたのはごく普通の青年

私たちは、勇者にこれまでの経緯や戦い、武器を使用した時の感想を伺いました。

勇者は見かけによらず謙虚な姿勢で、私たちの質問に答えてくれました。


セイヤ:はじめに、なぜ武器を譲ろうと思ったのでしょうか?


勇者:この世界ではもう必要なくなりましたからね。この武器を必要としている世界が他にもたくさんあるはずです。価値のある剣ですが家に飾っているだけではもったいないですし、必要としている人の手に渡った方が剣も盾も喜ぶでしょ。


セイヤ:ありがとうございます。どういった経緯で剣の在り処までたどり着いたのでしょうか?


勇者:信じてもらえるかわからないんですけど、夢を見たんです。森の場所や仕掛けられているトラップ、どの村人に話しかければ良いかなど、とても詳細な夢でした。

たまたま連休の初日で特に予定もなかったので、夢でみた通りにダンジョンを進んでいたら本当に剣がありました。


セイヤ:最初に剣を見つけたときの感想は?


勇者:「あ、剣だ〜。」って感じでした。1度夢で見てますからね。。


武器を手に入れても勇者にはなりたくなかった?

セイヤ:当初から勇者になりたいという思いがあったのでしょうか?


勇者:考えてなかったですね。僕は勇者になるほど器が大きくありませんし、剣の使い方は幼い頃に少しかじった程度でよく知りませんでした。痛いのとかも苦手なんでね。


セイヤ:なるほど。では、なぜ勇者に?


勇者:国王から熱烈なオファーがありまして、仕方なくといったところですね。「真の勇者にしか抜けない剣だから」と。。

最初はスルーしていたのですが、週の初めに必ず国王から手紙が届くんです。達筆すぎて読めないんですけど、すごい枚数の手紙でした。さらに、月に一度くらいのペースで大きな馬に乗った国王が10人くらい召使みたいなのを引き連れて「勇者になってくれ!」って頭を下げるんです。近所の目があるからやめてほしいとお願いしたのですが、こちらの言うことはお構いなしでした。


セイヤ:それは大変でしたね。それで勇者となり魔物が潜む森へ出られた。


勇者:そうなりますね。


セイヤ:ちなみに、こちらの立派な盾はどのように手に入れられたのでしょうか?


勇者:剣が突き刺さった大きな岩があるんですけど、その近くの洞窟にありました。綺麗な宝箱に入っていたので、よっぽど良いものなんだろうなあと思って宝箱ごと持ち帰っちゃいましたよ。


勇者となった青年は次々と魔物を倒した


セイヤ:剣や盾を使ったときの感想は?


勇者:この剣は本当にすごいですね。「素振りをしたら魔物が倒れている」といっても過言ではないくらい切れ味抜群でした。それなのに傷や刃こぼれも一切ないんです。ほら、新品みたいでしょ?

この剣を手に入れたときに記憶が流れ込んできたんですけど、この剣は元々この世界のものでは無かったようです。

なにかの拍子に、その世界とこの世界の森が重なって出現したみたいです。

その記憶によれば、神の力を宿してるみたいなんですよね。


セイヤ:確かに、新品みたいな輝きじゃないですか!実際に使っていたとは思えない!


勇者:すごいですよね。本物ですからね?

それと盾なんですけど、とても頑丈です。魔物が繰り出すどんな攻撃もはね返すことができました。さすがに衝撃までは消すことができなかったですけどね。

正直この武器を手に入れた段階で「魔王倒せるな」ってなりましたね。


セイヤ:魔王との戦いはいかがでしたか?


勇者:正直な話、魔王自体はたいしたことがなかったですね。ただ、たどり着くまでの道のりが長すぎるんですよ。わざわざ大きい魔物と戦わされたり変なトラップ仕掛けてきたりして。魔王のくせにセコいなって印象です。

戦ってみた感想でいうと、やっぱりセコいなって感じでしたね。倒したと思ったら急に大きくなって第二形態になっちゃったり。しかもね、自分がやられたら自動的に城が崩れるように仕掛けていたんですよ。

負ける前提かよ!ってつっこみたくなりましたね。。


セイヤ:なるほど。村人たちにとっては恐ろしい存在でしたが、勇者にとってはその程度の相手だったということですね。


勇者:そうですね。奥さんの方がよっぽど恐ろしいです。

・・・ここ使わないでくださいね?


勇者から次の勇者へアドバイス


セイヤ:最後に勇者として、次に武器を使う方へなにかアドバイスはありますか?


勇者:剣を振り回したら次の日は筋肉痛でどうにもならないので、気をつけた方がいいですね。ダンジョン内でもしっかりと休息をとりながら戦いに挑んでください。それと、盾なんですけど、当然ですが守れる範囲が決まっているので、炎系の攻撃とかは衣服が焦げたり熱を感じたりするかもしれません。炎を扱う魔物と戦うときは、なるべくタイトな服装か防火服を着たほうが無難ですね。


あと、武器のアドバイスではないですけど村人の話はちゃんと聞いた方がいいですね。思いも寄らないヒントをくれることがあるので。とくに不自然な位置に立っている人や他よりも派手な衣装を着ている人。違和感があると感じたら話しかけたほうがいいと思いますよ。


セイヤ:貴重なお話ありがとうございました。武器は確かに私たちがお受け取りしましたので、大事に扱わせていただきます。


勇者:ありがとうございます。よろしくお願いします。


さいごに

インタビューは、終始和やかな雰囲気で進みました。

勇者は謙虚さと大胆さを兼ね備えいながら、時折「本当に伝説の勇者なのだろうか?」と疑ってしまうほどの好青年でした。

そんな勇者から譲り受けた「剣」と「盾」。せわしなく過ぎる日々の中で、悪戦苦闘されているこの世界の皆さまも、この武器を手にすればレベルアップ間違いなしです。

この世界基準に手を加えたものをお届けしますね。

是非、一度手に取ってください!

異世界インタビュアー セイヤでした!

 

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